つよいひと

　久しぶりに故郷の町へ帰り、母に会いました。

　心の中で、いろんなモヤモヤがあって、今までそれは旦那に相談してきたけど、相談できないというか、しずらいものもあり。
　
　そんなとき、母にだったら打ち明けてもいいかな、なんて思ったんだよね。

　それに最近全然会ってなかったし、この間電話してみたら、実は入院してて・・・とか言ってて、すごくびっくりしたんだよね。だって、夏ごろ、入院してて退院したんだって話してたばっかりなんだもん。
　
　ま、母も姉の世話でストレス溜まってる頃だろうし、入退院も繰り返してるし、様子でも見てみようかなんて、思ってたのです。

　ところがどっこい。
　
　入院中も姉の世話しなくて済むから、結構楽しかったし、友達と会ったりしてるしと、落ち込んだ様子も微塵に感じられなかった。さすが、小さい頃から苦労してきた人だからね。ちょっとしたことでは、ビクともしないのです。
　呆れて思わず、「明るい性格だね」とポロッとこぼした。
　二人とも大爆笑。


　私の悩み。

　仕事のこと。出産のこと。これからの夢。

　姉はあいかわらずみたいだし、やはり今後のことを考えたら、我慢して、仕事を続けた方がいいんじゃないと言われる。
　　
　あと、
　「私は特に孫が欲しいわけじゃないし、あんたには子どもって似合わないんじゃない」と言われた。
　あははは・・・やっぱり？　(笑)
　なんかそう言われると、ほっとするというか、肩の力が落ちるわね。
　ま、一人ぐらいは・・・とか気長に考えることにする。

　これからの夢。
　ちょい、まだ、ここには書けませんが、
　「やっぱり、そうだと思った。」と母に言われる。
　
　うむむむ。
　
　母に聞いてみたいことがあった。
　「将来なりたかった職業って何？」

　「カラーコーディネーター」！！びっくり。

　たしかに学生時代は美術部だったらしいし、絵のコンクールとか賞をもらったことがあったらしい。
　
　母が結婚してなかったら、子どもがいなかったら・・・
　どんな人生を歩んでいたんだろう。

　そう思ったら、もしかしたら、私は母ができなかったかもしれない人生を歩んでいこうとしてるのかも・・・なんて思ったりしちゃったりして(笑)。あはははは（汗）

　母親という立派な仕事を、私は出来ないのかもしれない。

　それでも、これから何が起こるのか分らないわけで。
　どんなことが起ころうと、私は母の様に前向きに生きていきたい。　あんな風に明るく、強く。