真夜中のニャー

　この連休中に、野良猫で一悶着あった。

　エサをあげたくなるのはわかるが、飼っちゃいけない住宅なのに、エサをあげている人がいて、ごみ捨て場を荒らされている。
　そう近所の人が言っていたが、私自身もごみ捨て場の中に入り込んでる猫を見たことがあり、やはり猫にエサをあげるのはどうかと思ってしまう。
　
　私は犬より猫が好きだ。 犬は噛むし、やたら狂暴なやつがいるので、あまり良い印象がなかった。今は結構好きだけど。
　その点、猫は飛び掛かってきたり、吠えたりしないので、小さい頃はよく近所の野良猫と遊んでいたな。
　
連休中、 夜、もう零時をまわっていたので、真夜中か。
旦那とともに夜更かしして、テレビを見ていたんだが、テレビのそばの窓ガラスにドンと何かがぶつかる音がした。　
　私は泥棒かと思い、カーテンを開けてみるが誰もいない。
　よく見えないからと旦那が部屋の電気を消した。
　ベランダにまわると、かぼそい「ニャー」という声がした。
「ベランダに猫がいる。」と旦那が言う。
　そんな馬鹿な、ここは2階だよと言いながら、ベランダを見ると、キランと光る二つの目！猫だった。
　頭と背中がとら縞のころっとした猫が、ミャーと情けない声で鳴いていた。
　ベランダの手すりを見ると、足跡が点々と続いている。
　一階から登ってきたみたいだ。ずっとニャーニャー鳴いている。降りられないみたい？で、うろうろしている。
　どうしようかと思ったが、まさかそのまま二階から落とすわけにも行かず、ベランダから部屋を通って、玄関から外へ追い出すことにした。
　旦那は猫が嫌いなので、私が猫を呼んで抱き上げた。
　猫は人慣れしてて、まったく恐がらない。しかも肥えてた。
　やっぱり誰かが可愛がってる猫だろう。
　玄関まで難なく運び、追い出し成功。やれやれ。
　体が濡れていたので、雨を避けて登ってきたのかも？？
また登ってきそうだニャー（笑）

　飼いたいけどね。やっぱり持ち家で飼いましょうよ。ね。