清里へ出発。長いドライブでした(私は乗ってるだけなので楽チンでしたが)。
 途中、峠の釜飯屋にて昼食(物欲しそうな猫に鶏の皮を投げつつ)、軽井沢のアウトレットショップに立ち寄って、旦那の服(でかでかサイズ)を買ったり、やけに安い果物屋でメロンと桃を買ったり。道草ばっかりくって、チェックインしたのは夕方でした。
 ホテルはそれほど大きいところではなかったのですが、小ぢんまりしてても、レトロな感じで雰囲気はとても良かったです。ご飯も美味しかったし(地元の食材、盛りだくさん)。
 そして、秘書、ではなくて避暑に来たわけで。ほんとに涼しくてさわやかで、ずっとそこにいたいと思ってしまいました。
 ホテルは萌木の森という中にあり、この森(?)には女の子が好きそうな雑貨屋さんとか、カフェがたくさんあります。夕方に到着したため、ほとんどのお店が閉まっていました。
 でも夕飯にはまだ時間があったため、オルゴール製作体験というものに挑戦してみました。ホームページでこの森を調べていたときに、これを見つけて、ぜひ、やってみたいと思っていたのです。
 オルゴール製作といっても、最初から作る訳ではなく、あらかじめ用意されている串葉と、シリンダー(?凹凸が着いていて、凸の部分が串葉に当たると音が鳴ります)をくっつけ、箱の中に仕込みます。シリンダーは曲によって、でこぼこが違う訳ですが、ホームページでは選べる曲のリストが載っていました。その中には、これはもしかして「ゆず」の曲では??と思われるタイトルが載っていたのですが、工房に行ってみると、そのタイトルは無くなっていました・・・残念。人気があったのか、それとも人気が無さすぎたのか。曲のリストを見て気落ちしたんですが、しょうがない。これは前から欲しかった「星に願いを」にしようかと思いましたが、ラピュタの「君をのせて」が目に入り、どっかでこれをオルゴールで聴き、すごく良かったことを思い出して、この曲に決めました。
 工房もあと少しで閉まる時間だったのですが、お客さんがほかにいなかったらしく、なんとか大丈夫でした。
 体験っていっても、結構大変でした〜。串葉とシリンダーを噛み合わせるのが、なかなか難しく、近すぎるとパキパキという音がしたり、遠すぎても音が小さかったりするし、少しずらしただけでも、パチパチという音がしたりして、その調整がほんとに大変!と、いうか、私が不器用なだけかも?普通、30〜40分ぐらいで出来るはずが、1時間以上もかかってしまいました。先生のお姉さん、ほんとにお世話になりました。なかなか私がうまく出来ないので、助け舟を何度も出してもらっちゃいました。旦那は苦笑、長くうつむいてたせいで首は痛くなるわで、途中でくじけそうでしたが。でも、頑張った!よかった、よかった。
 オルゴールは時々、ぜんまいを巻いて音を出さないと駄目だそうです。楽器と同じだなぁと、ちょっと感動してしまいました。苦労して作ったかいがあって、いい思い出になったなと思います。
 美味しい晩御飯の後、ホテルスタッフによる人形劇を観ました。話は宮沢賢治の「注文の多い料理店」。話を知ってるどころか、賢治ファンの私。つっこみたいところは色々ありましたが、最後にスタッフが出てきて挨拶した時点で、心から拍手を送りました。と、いうのも、人形も脚本もみんな手作りだったのです。きっと仕事の合間に練習したんだろうなぁ。その一生懸命さ、とても素敵だなと思ったからです。「銀河鉄道の夜」は、清里の方に住んでいた賢治さんの友人が「銀河鉄道」という絵を描いて、それを見た賢治さんが話を書いたらしい・・・とスタッフの人は話していました。なんかそういう話聞いたことあるな。最近物忘れが激しいですが、その絵をどこかで見た気がします。いや、きっと見てるはずだ。岩手に行ったんだから。だいぶ、賢治さんオタクのように、いろんなところ見てまわったんだからね・・・
 その後、お風呂に入ってガンダム(なぜかBSでガンダム特集のようなものをやっていた)を少し見て眠りました。なんだか、あっという間の一日でした。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索