音楽家にとてもなりたかった日。

この日。高校のときの友人、しろちゃんから誘いを受けて、横浜まで音楽を聴きに行きました。みなとみらいホール！！
夕方からなので、私は仕事を休むしかありませんでした。
だけど、横浜！！そりゃ、休むよ〜。いっそのこと、住みたいくらいなんだから（ウソ）。
またもや、ゆずっこ丸出しで、桜木町の駅に着くやいなや、あの「桜木町」PVに出ていた川やら橋やらを探しに行ってしまった。
・・・・いや、横道にそれてしまった。
この日、本当に楽しかったのだ。

　「スタジオジブリの魅力展」とかなんとかいうタイトルで、読売の交響楽団による、ジブリ映画の音楽を聴きにいったわけです。しろちゃんはきっと、私は好きだろうと思い、誘ってくれたそうです・・・そのとおり！さすが、しろちゃん！！
　私はナウシカとかラピュタのレコード（またはCD）を集めてたので。すごーく好きだったんです。だから、最初にナウシカのオープニングが流れたときには、もう、ほんとに懐かしいやら、せつないやらで、泪が自然に流れました。いや〜、ほんとに良かった。
　好きな曲が生で聴けるなんて！すごく贅沢。もう、ずっと感激しっぱなし。
　ジブリというと、子どもが多いんじゃないかと思っていましたが、高校生くらいの若者や、老夫婦もいて、年齢層は広かった（さすがはジブリ人気といったところか）。
　でも、ナウシカだのラピュタだのは、今の若い子達は知っているのだろうか？子どもの頃、リアルタイムで見れた私たちって、結構、ラッキーかも・・・なんて思ってしまう。たぶん、私はジブリ映画がなかったら、今の自分はいなかったと思うし。

　ナウシカ、ラピュタ、トトロへと曲は続き、その曲の合間にゲストの話が入った。そのゲストも豪華だった。ジブリのプロデューサー（？）とかいう、鈴木さんというおじさんが、映画についていろいろと当時の話をしてくれた。でも、結構、知ってる話ばかりだった。それよりも、「もののけ姫」で、有名になった米良氏が出てきたのにはびっくり。
　すごく小柄で、緑色のきらびやかな衣装をまとって、歌っている姿は、何かの妖精みたいだった。声もすごく透き通っていて、きれいだった。彼が「もののけ姫」で宮崎さんから依頼を受けたことの話をしてくれたけど、それがよっぽど嬉しかったらしく、感極まって涙ぐんで、口ごもる場面もあった。
　「千と千尋の神隠し」の木村さんも登場。生の歌声と、あの竪琴（？）の演奏も素晴らしかった。

　もう、ほんとに、なにもかも素晴らしかったのだ。
　今日ほど、音楽家でない自分に落胆した。あの、オーケストラの一員になるには、かなり大変なんだろうけど、すごく楽しそうに思えてならないのだ。だって、自分自ら、あんな素晴らしい音楽を奏でることが出来るんだよ。
　また、何か聴きに行きたくなってしまいました。