俯瞰する

2004年5月27日 お仕事
 あまり仕事関係のことはここに書くのはやめようと思ったんだけど、久しぶりにじっくりと考えてしまったことなので、書いてみようかと。
 
 私はほんとにたいした人間ではない。負けず嫌いで、勝負事に負けると、かなり拗ねたりする。注意されても直らない。
 好きなことになると、何も見えなくなってしまう。
 すぐ、言い訳をしてしまう。

 と、まぁ、このへんで終わりにしておくが、(たとえ自分でもけなされるとへこむ)、私はまだまだ人生修行の足りない半人前である。
 だけども、最近、今まで見えなかったことが少し、見えてきたようだ。それは私のまわりの環境や人々のせいかもしれないが。
 
 自分だけの仕事をきちんと完璧にこなし、それで終わる人と、ほかの人をフォローしながら仕事をしている人。私の職場にはそういう2種類の人がいる。
 4月にいろいろなところから、人が異動してきた。ほかの職場で当たり前だったことも、場所が違えば、やり方を変えないと駄目なときもある。それを分からないで、自分のやり方を押し通そうとする人がいる。我が道を行く、というか。
 すべて否定するわけじゃないけど、少しは柔軟に考えてもいいのに・・・と思ってしまう。
 
 自分の担当する仕事だけをきっちり、誰にも文句を言われないようにやって、それだけでよしとする、自分の仕事が終わればいい、というような、そういう仕事の仕方って・・・、なんだか自分さえよければいいみたいな感じで、首を傾げたくなる。

 うちの職場は人数が足りないし、電話も多いし、客もたくさんくるし、それぞれの仕事をフォローしながらやらないと、一部の人だけ負担がかかってしまう。そういうことは、何年も仕事をしていれば見えてくるものだと思ってたんだけどな。
 見えてない人もいるんだね。あるいは「見えてない」って気がついてないのかも。

 これは私が今まで、すごいベテランで出来る女の人だと思ってた人のことなんだけど。
 だから、このことを思った途端、すごくショックだった。
 私も人のことは言えないけどね。いっぱいいっぱいのときは、まわりのことなんて、全然見えないことあるしね。

 彼女はとあるミュージシャンが大好きで、ツアーには全部参加するらしいのだ。私もゆずが好きだし、ツアーにはたくさんまわりたいと思ってる。だから気持ちもわからなくはない。だけど、それも「できる範囲」でって、決まってる。仕事もあるし、そちらを優先させたいのは分かるけど、職場のことを考えたら、その欲求は抑えるものだと思うけどなぁ。その好きなことのために、普段、脇目もふらず仕事してるって・・・どうよ、これ。
 K姉が心配してるのだ、彼女のこと。いつか、みんなから孤立してしまうんじゃないかって。
 今日だって、仕事が終わって、みんなが談笑してる中、一人、輪に入らず黙々と残業していて。私は私って感じなのだ。
 一昔前の私も、そんな感じだったようだ。でも職場が変わってから、少し冷静になった。周りが見えてきたらしい。
 
・・・どうなの?周りが見える人と、見えない人。どっちがいいのかしら??見えない人のほうが余計なこと心配しなくていいから幸せかもしれないよ?

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